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田母神敏雄 前航空幕僚長-岡崎講演会 本編 「わが国はいい国ではないのか」 [旗日には「日の丸」を掲げよう]

 私のスタンスについての前置きの記事が長くなってしまいましたが、いよいよ2月28日(土)に行われた田母神前空幕長-岡崎講演会本編です。

IMG_0479.jpg 壇上で花束を受け取る田母神前空幕長

田母神前空幕長-岡崎講演会プロローグ「近現代史について私のスタンス」(追記有り)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2009-03-13

 


 この講演会は事前の紹介記事で書かせていただいたように杉田謙一さんという岡崎市内在住の個人が呼びかけ「岡崎の教育を考える会」という運営組織を立ち上げ手弁当で開催したもので、講演会の趣旨そのもの以上に杉田さんの熱い思いと実行力に対し感動しました。

「田母神前空幕長-講演会」が2月28日岡崎であります!
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2009-02-13

草莽の記 杉田謙一BLOG(主催者代表 杉田さんのBLOG)
http://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/


 その事もあり、杉田さんより「人手が足らず、時間がもし取れるようであれば早めに来て手伝って欲しい」と聞いていましたので、友人のS君と一緒に1時間半ほど早く会場入りして会場整理のお手伝いをさせていただきました。

(とは言っても大したことはしておらず、お弁当をご馳走になるなどかえってこちららの方が恐縮してしまいました)

 

IMG_0477.jpg 講演会風景

 当初当日の二週間程前参加を電話にて連絡させていただいた際、思っていた以上の反響で会場に入りきれないほどの人が集まるかもしれないと聞いていましたが、当初300人を予定していたという会場は、事前申し込みなどで思っていた以上に大きな反響に400人分の椅子を並べたにも係わらずほぼ満席状態でスタッフを含めて420名ほどの来場者で、非常に熱気の感じられる講演会でした。

 来場者はやはり男性が多い傾向でしたが年齢層的には30代からお年寄りまで幅広い年齢層で、田母神前空幕長に対する世代の垣根を飛び越えた関心の高さが伺えました。

 お手伝いをさせていただいた会場整理の際に感じた来場者の印象ですが、非常に礼儀正しく主催者側の事情をわかってくださる来場者が多いとの感想を持ちました。

 具体的には青年会議所の現役時代など講演会やセミナーなどの設営に係わってきた経験が何度もありますが、その際の来場者に比べて「混んでいますので前から詰めてお座り下さい」との声に非常に素直に従っていただけ、開会後の私語等も全くなく会場整理の手間もほとんど掛かりませんでした。

 


 講演の内容は、いわゆる「田母神論文」を主軸に大東亜戦争後の歴史を年代順に紐解きながらそれが「現在の国民の意識」や「政治と自衛隊との関係」「防衛に関する日本が抱えるジレンマ」などとどう係わっているかを訥々と語るという形で行われました。

 主題は勿論「我が国はいい国ではないのか?」ということで、「田母神論文」について私自身はじめから違和感なく受け取っていたこともあり歴史観についてはさほど目新しい内容ではないと感じられましたが、話の中で引用される事柄や自らに係わるエピソードなど大変興味深い内容を幾つも耳にすることが出来、大変良い講演会だと感じました。

 

IMG_0475.jpg 演壇で訥々と語る田母神前空幕長

 田母神前空幕長の話で私が一番感じ入ったのは、更迭直後のTV出演でもそうだったのですが更迭劇の内幕についてほとんど語らず、天下国家の話のみに終始していたこと

 これまで前例のない深夜の更迭劇官舎からの即日退去の要請、部下との別れの場面すら認められなかった(挨拶の機会自体を奪われた)などの話を聞いており、また守谷事務次官失脚後の防衛省内の足の引っ張り合いに端を発する陰謀説も耳にする中、当然田母神前空幕長にはそれなりの主張があるはずだし自らの立場を明快にするためにも常人であれば自己弁護があっても良さそうなものであるにかかわらず、全くこの種の話はありませんでした
(一部シビリアンコントロールの話の中で自らの状況で説明した部分があったのみ)

 自らに起こったことを語ると今回の事件が更迭劇という部分のみに矮小化して受け取られる可能性があり、田母神前空幕長がもっとも訴えたかったはずの歴史認識の問題や自衛隊の位置づけの問題などの大きな問題から離れてしまう可能性があるとの判断で自己抑制をしていらっしゃるように私には感じられました。

 講演会の中ではこんな一言を仰っていました。

 「自らの更迭について当初は怨んだが、講演会に来てくださる方達の熱気を感じ今はかえって良かったと思っている。」

 

 

 そんな自らの役割に使命感を感じていらっしゃるのか?、全国で精力的に講演会を開いていらっしゃいます。

 愛知も今回が2回目、この日も岡崎の後に名古屋、翌日はロサンゼルスで産経新聞主催の講演会と言った調子で、2月は28日中27日が講演会で埋まり土日の講演会は7月末までびっしり予定が詰まっていらっしゃるようです。(国内全県での講演会が既に開催、もしくは開催決定しています。)

 

 愛知にもまた来ていただく機会があり、ゴールデンウィークの5月6日に刈谷での講演も予定されています。

 日 時 五月六日(水・振り替え休日)午後一時より
 場 所 刈谷市民会館
     アイリスプラザ三階まつの間(大手町2丁目25番地)
 講 師 田母神俊雄先生 若狭和朋先生
       講演および質疑応答
 会 費 1000円(中・高生500円)
 主 催 西三河の教育を考える会
 連絡先 0566-22-2628

刈谷市民会館(アイリスホール) アイリスプラザ

 田母神講演会予定-草莽の記 杉田謙一BLOG
 
http://plaza.rakuten.co.jp/seimeisugita/diary/200903150000/


 これら講演会が成立すること自体が5年前ではほとんど考えられなかったことであり、世論の潮目が変わってきたことを物語っているように思いました。

 

 


 以下講演会で語っていらっしゃったことの私が取った断片的メモです。


 首相のスタッフである総理大臣補佐官にも防衛の専門科がいない
 外交を考える上で重要であるにも係わらず、軍隊がどんなものであるか首相をはじめとする政治家に伝わらないのが問題

 自衛隊に対する指揮系統は「大臣-内部部局(文官)-幕僚会議-陸海空各自衛隊」と文官のみで構成された組織が途中にはいることで、バレーの経験者がサッカーの監督をしているような状態となっており情報の疎通が上手くいっていない

(私の考え)
 これは常々私も感じてきたことでもあるのですが、自らや隊員の生死をかけ即座に判断を下さねばならない空自の現場で身にしみて感じていらっしゃった様子がうかがえました。
 評論家や現場を背負っていない政治家は空理空論を含む理念・概念で物を言いますが、高く掲げる理想無しには先に進めないにせよ現場の維持が出来ないようでは所詮絵に描いた餅です。
 企業でも何でも現場の声がトップに届かないようではまともな経営判断は出来ませんし、現場で実際に起きていることが経営陣に伝わらないことから破綻した企業は多く、我が国もそんな状況にあると言うことが今回の講演で伝わってきました。

 私個人としては今回の一連の田母神空幕長の発言は、そんな現場の悲鳴を国民に知っていただきたいとの思いで「自らの立場を犠牲」にして発した言葉だと受け取っています。

 

 工作船による拉致事件や尖閣諸島問題など、絶対に沈められないと相手に思われているから何度でも来るし、これからも来つづける

 女性の肩に手を回しても抵抗されなければ、手は自然に胸やその下に向かって下がっていくのが男の本能。
 手が回った時点で抵抗しなければ、「良い」というサインと受け取られかねない

(私の考え)
 現在の日本の対応についてなのですが、世界は聖人君主の治める世界ではなく紛争を防ぐためには力が必要だと私も感じています。

 ある程度の力さえ持っておれば行使する必要はなくなるし、初動の段階で相手の意図を挫けばその先には踏み込んでこないにも係わらず、対応がほとんど出来ていないことによりその後の大きな紛争のタネを育ててしまっている。

 現実起こっている(もしくは近い将来起こり得る)事についてすら、具体的な対処についてまともな議論が行われていないことこそが問題で、公の場での議論がないことで現状でも安全だと多くの国民に誤解を与えています。

 

 歴史は勝者が作る

 日本は白人国家と戦つたのであって、アジアと戦ったのではない

 朝鮮や台湾は対等合併で、日本人と同じ権利を与えようとしており欧米諸国の搾取型の植民地経営とは全く違う

 国際会議などで、戦後独立を果たしたアジア諸国から「白人と対等に話が出来るのは日本のおかげ」との言葉を随分多く掛けられているのが公文書に幾つも残っている。

 戦前の戦勝国の悪さ日本の良さなどについて生活状況や政策について書かれた戦勝国にとって都合の悪い資料は、本来沢山存在していたのだが戦勝国によって皆焼かれてしまった

 占領行政に当たったマッカーサー自体が米国議会や報告書で「日本の戦争は自衛のためやむなくした戦争だった」と語っており、アメリカの公文書にも残っている。

 「やっぱり悪いことをしたから負けたのだ」との意識をとするため、WGIP(War Guild Information Programme)などという計画を作り占領中に計画的に価値観の刷り込みがあった。

(私の考え)
 これらの歴史認識については、記事後半にリンクを貼った田母神論文の本文を読んでいただきたいと思います。

 枝葉の部分に於いて様々な議論があるのは承知していますが、本筋の部分に於いては私自身も同様に考えています。

 

 歴史を紐解くと戦争をやりたがるのは文民で、軍はほとんどの場合戦争に反対しており、大東亜戦争についても戦争を推進したがったのは近衛首相に代表される文民で軍は涙を流して反対していた例が幾つもあり、最近のアフガンやイラク戦争についても戦争を推進したのはブッシュ大統領やチェイニー副大統領などの文民軍出身のパウエル国務長官は反対していた。

 知人の死ぬ可能性がある戦争には反対するのが、軍の本能。(使命感で戦う)

 軍が動くとろくな事がないとの考えが蔓延している。

 世界の軍隊の行動は国際法に書かれた禁止事項によって縛られるが(禁止していないことはやっても良い:その上にシビリアンコントロールがある)、日本の自衛隊は根拠規定(これをやっても良いと書かれたこと以外は禁止)でしか動けない。(憲法で軍の規定がないことが原因。)

(私の考え)
 ここが軍についてもっとも誤解されている部分です。

 力を持つと行使したくなるのは文民で軍自体は力の行使は冒険だと言うことをほとんどの場合自覚しており、また自らの顔を知った仲間を失う可能性のある行動に対しては自重的だと私も感じていました。

 ただ旧軍については統帥権を根拠とした軍の暴走と言うことが現実に言われているわけですが、講演会中に質疑応答の時間があればこの点をどう認識していらっしゃるか?伺ってみたいと考えていました。(時間の制約で質疑応答がなかったのが残念)

 ただし現在のシビリアンコントロール(文民統制)については非常にいびつな形だと感じていますが、これに触れると長くなりますので近日中に別の記事で書かせていただきます。
(憲法も含む制度上でどれだけ自衛隊を規制しようとも、構成員全ての意志が暴発であった場合には防ぐことが出来ない。自衛隊員は国民によって構成されており、軍と言えども国民の常識以上の行動をとることが出来ないと言うのが基本で、今のように臭いものには蓋をして何もかも縛るという形でのシビリアンコントロールというのはあり得ないとの記事を予定しています。)

 

 アメリカ「日本を守っている」と言っているが、これはあくまで自国の権益を守るためであり米国の都合から出る言葉。

 私は、「反米ではなく、親日なだけ」

(私の考え)
これは全く私の考えと同じものでした。

 「日米安保」というのは目的ではなく、日本を守ると言う大きな目的のためにこれまでの国際環境の中で選択された手段に過ぎません
 米国の側から見ても自国に有利な要素があるからこそ選ばれた手段であり、状況が変わればいとも簡単に捨て去られてしまう一つの戦略オプションの一つです。

 意見は様々あろうとは思いますが、日本の有権者の意志決定で縛ることの出来ない米軍に自国防衛を委ねるのではなく、米軍の役割を自衛隊が引き継ぐ形での米軍縮小が近い将来行われるべきだとの考えを私は持っています。
 少なくとも日米安保を議論の許されない神話にするのではなく、日本防衛の手段の一つとして冷静な議論が行われるべきです。

 この件については関連の記事を書いたことがありますので、そちらをお読み下さい。

米軍は何故、日本に駐留しているのか?(日本を守るためではなく、アメリカの都合:沖縄の基地問題:嘉手納基地:自主防衛)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-09-06

 

 政治家や外交官は苦しまなければならない。(公務に関わる者は丸く収めることを考えるばかりではなく、主張をせねばならない。)

 金儲けは年が来れば自分で覚える。小学生には我慢を教えるべき。

 日本がよい国だと言えばマスコミにも叩かれ国会にで問題となり、日本は悪い国だと言えばどれだけ根も葉もないことを言っても言論の自由が保障されるのが現状だった。

 メモが追いつかずあまり多くは紹介できず申し訳ありませんが、他にも多くの素晴らしい言葉を耳にしたように思います。

 また機会があれば、田母神前空幕長の講演会に参加したいと思います


田母神論文全文-日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄(防衛省航空幕僚長:空将)
PDF版オリジナル
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf

HTML版
http://72.14.235.132/search?q=cache:FHdRFAanvh4J:www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf+%E7%94%B0%E6%AF%8D%

 

 

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IMG_0482.jpg 講演後のパネルディスカッション

(岡崎講演会の場合田母神前空幕長の講演の後に、若狭和朋 発言集団シューレ代表中島和生 2007年度日本青年会議所副会頭を加えた3人でのパネルディスカッションが行われましたが、稿が長くなることもありこれについては割愛させていただきます。)

自らの身は顧みず

自らの身は顧みず

  • 作者: 田母神 俊雄
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本

 


 講演終了後、書籍販売コーナーで田母神前空幕長の著書「自らの身は顧みず」を含む数冊の本を購入しました。

 「自らの身は顧みず」という言葉そのものに、今回の講演会でも感じた自己弁護はしないという田母神前空幕長の姿勢そのものが現れているように感じました。

 

IMG_0486.jpg 名古屋講演会に向かうため会場を後にする田母神前空幕長

円福寺(圓福寺)


 今回の講演会を企画運営下さった、杉田謙一さんに感謝申し上げます。

 


PS.
 本文で伝わったかどうかはよく解りませんが、
「自らの弁護はせずに『天下国家が最優先』との姿勢」
「在任中、村山談話の線を越えないようにどれだけ努力していらっしゃったか?」
「職務上当然知っていらっしゃるはずの防衛省内の歴史資料や内部資料からの言及が更迭後も一切なかった」
ことなど、
職務に如何に忠実であったかと言う点を痛いほど感じました。

 世に数多いるマスコミ関係者や政治家は、これほどの痛みを感じながら発言していらっしゃるのでしょうか?

 


 

PS2.
 記事中でも紹介させていただいたように、愛知では5月6日に刈谷で田母神前空幕長の講演会が予定されています。

 他にも国内各地で今も講演活動をしていらっしゃいますので、他府県の方もネット等で検索すれば最寄りの場所での講演会もあろうかと思います。

 内容の是非について様々な意見があろうとは思いますが、マスコミなどから流れてくる一方的な立場からの情報とは別の話を聞くことが出来ます。

 田母神前空幕長の話が自分の考え方とは違うという方も多々あろうかとは思いますが(私自身少し違った考えを持っている部分もあると感じています)、個人としての揺らがぬ意見を持つためにも様々な情報に接していただくことはとても大切なことだとです。

 

 一人でも多くの方に田母神前空幕長のお話を聞いていただき、自分自身の頭で考えて欲しいと思います。

 

 

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コメント 28

nina

私もぜひ聞いてみたいです。
「ヒゲの隊長」佐藤氏の講演会には行ったことがあるのですが、実際に現場を体験されている方の言葉には重みがあります。
「自分たちの国は自分たちの手で守る」と言えば「軍国主義者」だの「戦争をしたがっている」などと叩かれるこの国、何かおかしいと思います。
by nina (2009-03-17 20:50) 

ijimari

☆実際たもがみって読めませんよね(笑)


by ijimari (2009-03-18 00:08) 

たいせい

 ninaさん、佐藤氏の話は前に参加した日下公人さんの講演会の中で伺ったことがあり、一度直接話をうかがってみたいと考えていました。
 イラク復興支援の方針にGNN(義理・人情・浪花節)を掲げ、それが混乱のイラクに於いても通用するどころか日本PKOの優れた特徴として他国の賞賛を受けたなどという話に痺れました。

 やはり部下の生死も自らの判断に委ねられた現場で実際に看板を背負った経験を持つ方は、言葉の一つ一つに重みがあり並の国会議員や評論家・マスコミ関係者などでは太刀打ちできない空気を感じました。
 恐らく講演会などはあまり得意ではないであろうに、自らの役割と考え真摯に取り組む姿に何かを感じました。

 ただ一つ残念だったのは質疑応答の時間のなかったことで、本文中にも書きましたように「統帥権」を根拠とする軍の暴走と言うことが日本を悪い国と考えていらっしゃる方達の一つの根拠となっているわけですが、この点を如何に考えていらっしゃるかについて是非質問してみたいと思っていました。
 いずれにしても戦後自衛隊の幹部を経験された方でこれだけ国民の前に立って語られる方というのはこれまで居ませんでした。
 この機会に多くの方に話を聞いていただきたいと思っています。

 nice! &コメント、ありがとうございました!

PS.
 このBLOGを始めた当初は、記事を書くと自分自身が見られた方にどんな風に見えるかを気に素ながら書いていた時期もありましたが、今では右だの左だのを気にするのは面倒になって全く気にならなくなりました。
 自分なりに根拠のある考えの中で自分自身の考えが出来ているわけですので、あくまでも自分がセンターで他の方達が自分に比べて右か左かと言うことで良いのではないでしょうか?
 またこの種の記事を書く人が増えれば、妙なことを気にせずそれぞれの考えを書きやすくもなると思っています。
 
by たいせい (2009-03-18 10:45) 

たいせい

 ijimariさん、自衛隊幹部の方達の姓は、何やら由緒ありげなよそではあまり見られないものが多い印象が私にもあります。
 恐らく江戸時代には武家でそれなりの武士道教育を受けられた方達が、率先して自衛隊に応募し結果的に幹部になっていったのではないかと思います。
 私も何年か前ですが最初に見たときには、何と読みのか?と思いました。

 重い記事にもかかわらず、nice! &コメントありがとうございます!
by たいせい (2009-03-18 10:52) 

hankyu8200

いやぁ〜、興味深い話がつづきますねぇ(^ー^)/
本気になって講演を聴きにくる聴講者が多い講演会ほど、実は運営側にとってさばきやすいことはないと言いますよね。
by hankyu8200 (2009-03-18 20:46) 

denn

うまく書けませんが・・・
メシくえて^^寝るところがあればいいや^^と どう?食って 何のために眠るか考えるのは確実にちがうし、そんな誇りをもつことは大切だと思うんですよ。 事実確認や歴史認識も大切だし。

この記事を通じてですが^^一般論としてですが、随所に共感できる考えを見つけました。

う~ん^^;うまく言えない^^;
by denn (2009-03-19 05:32) 

たいせい

 hankyu8200さん、全国で沢山開催されている田母神前空幕長の講演会の中には会場に入りきれず大勢の立ち見を出してしまったり、急遽別室でのビデオ中継をしつらえたりと、かなりの熱気に包まれているようです。
 今回の岡崎の場合は、愛知県で二回目という事もあってそれほどの状況とはなっていませんが、当初予定した人数を遙かに超える来場者で主催社代表の杉田さんは大変な思いをなさったのではないかと感じています。

 結局講演会にこれだけ人が集まると言うこと自体、やはり直接田母神前空幕長の声が聞きたいという多くの国民の声に他ならず、麻生首相も更迭によってかわすのではなくあえて中央突破をはかって欲しかったと思われて成りません。
(政治家は結果責任が問われるものであり、特措法の延長などの国会審議がある中で更迭を選択した麻生首相の気持ちも良く解ります。私自身はあえてこの時期に田母神論文問題を表面化させたと言う点に於いて、何らかの外部勢力の思惑があったと考えています。)

  「自らの更迭について当初は怨んだが、講演会に来てくださる方達の熱気を感じ今はかえって良かったと思っている。」との言葉に、武人の覚悟と清々しいものを感じました。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-03-19 11:35) 

たいせい

 dennさん、自衛隊幹部の方が(特に武官が)退官後であろうともこのような公の場で発言をしたり講演を行ったりする機会はほとんど無く、このような話というのは戦後ずっと一般に届く事の無かった話だと感じました。
 田母神前空幕長自身が基地指令など現場を経験された方で、日々直面していた問題を講演されるわけですのでこれまでこの種の話にほとんど接する場のなかった私たち一般国民にとっては、非常に過激に聞こえてしまうであろう発言も随所にありました。
 ただいずれの発言にもそれなりの根拠や実体験があり、賛否を問わず一度聞いてみる価値のある話だったように思いました。
 また総じて、組織の看板を実際背負っていらした方の話というのは別の意味でも一見の価値があり、今回もその点でも良かったと感じました。

 自分自身まだ人に言えるほどの定見があるわけではありませんが、この種の情報に出来るだけ多く接し、一有権者として選挙などの形で意志決定に参画することにより、子供達に自信を持って引き継ぐことの出来る国と社会を残してあげなくてはならないと考えています。
(戦没した祖父は、やはり「自らの身をを犠牲にしてでも残さねばならぬものがある」と考えていたはずで、そう言った方達に恥ずかしくない自分でありたいです。)

 nice! &コメント、ありがとうございました!
 (重たい記事にも係わらず、感謝いたします。)
by たいせい (2009-03-19 12:10) 

STEALTH

日本は白人国家と戦つたのであって、アジアと戦ったのではない。
至言ですね。わが国の歴史教育の原理原則にこれがない。
軍が力を持つと使いたくなるのは実は文民。これも真実でしょうが、活字からも映画、TVなどの媒体からもそれを伝えてくれる表現が殆どない。
根っこの真実は伝えられてこないってことが改めて理解できました。
by STEALTH (2009-03-20 09:55) 

たいせい

 STEALTHさん、戦後様々な経緯を辿り米国をはじめとする連合国側に物申しにくい雰囲気となり、国内ではアジアの話ばかりが注目されていますね。
 また戦域となったアジアの各地でも同様な事情により戦後力を持った連合国側を批判するわけに行かず、欧米国家への批判が言えず結果として日本への批判なら言えるという側面があったように思います。
 ただこれも、日本国内と同じく当事者世代が既にいなくなり伝聞の中で育った世代が大勢を占める中で固定化しつつあり、そう容易く押し戻すことが出来ない流れに入ってしまっており根が深い問題ですね。

 軍が戦争についてどの程度影響力を及ぼしたかについては、率直に言って私にはまだ定見がありません。
 「統帥権」を根拠とした軍の暴走があったと言われてはいますが、一面戦争を止めようとの動きを積極的にされた軍関係者も非常に多く、実際に起こってきたこととの整理がまだ頭の中でついていません。
(部隊勤務の経験の薄いエリートによって構成された参謀本部が、文官の機能を果たしてしまった様な気がしますが、まだ私の想像力の範疇です。)
 ただ組織や個人の考え方によって様々な意見があるというのは普通の状態で、単独の組織や個人にスポットを当てるだけでは実態は読めない様に思います。
 そして戦争は相手があってはじめて起こることであり、日本を悪と決めつけて国内のことだけ考えるというのは片手落ちであろうと感じています。

 本文でも書きましたが、恐らく歴史というのは何が善で何が悪かと言うことではなく、現代社会と同じように数多ある当事者の中には良い人も悪い人もいて、意図的な出来事も偶発的な出来事も必然的な出来事もあって、個々の人や出来事にスポットを当てれば悪い捉え方も良い捉え方も出来ると言うことなのでしょう。
 もしも善悪の観点でものを考えるとしたら、当時の時代の空気に身を置かない限り全く意味を成さないですね。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-03-21 09:34) 

mike

国内外ともに呪文のような自虐史観は、常日頃、辟易としていました。
もちろん平和はなにより優先されるべきでしょうが、あまりにも歪曲して自身を蔑むのは不健全極まりなく思えて仕方がありません。
田母神氏の言動から武士道を思い起こすのは、私だけでなく多くの人がそう感じているのだろうなと思います。
幼少時に我慢を知ることなど、生きることに必要な規範が欠落している昨今にも、苦言を呈しているのだと思います。
平成版“教育勅語”など、現代にこそあって然るべきとは、独善的な物言いでしょうか。
by mike (2009-03-26 10:19) 

plusgate

田母神さんの講演会に多勢の人が
聞きに行っていることに国への不安を
みんな持っているのかなと思います。
『岡崎の教育を考える会』・・・
実は夏から岡崎市民なんです^^
そのあたりはまた追って記事にしたいと思います。
家を建てるわけではありません(笑)
by plusgate (2009-03-26 16:12) 

たいせい

 mikeさん、何が歪曲されていて何が歪曲されていないか自体が非常に解りにくいのが実情で、自らの身の回りを起点とした価値観の基準点のようなものをそれぞれが持つ必要を感じています。
 田母神前空幕長の話は様々な余談が大変面白く、まだ機会があれば聞いてみたいと感じました。

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-03-28 13:47) 

たいせい

 plusgateさん全国で行われている田母神前空幕長の講演会はいずれも大盛況で、場所によっては入りきれないでかえっていただかざるを得ない事例などもあったと聞いており、一昔前とは多くの人の受け取り方が全く違うと驚いています。
 風向きが間違いなく変わったように思います。

 BLOGの記事でも拝見しましたが、当座の事務所の移転など大変そうですね。
 三河人の人口が増えることを、大変喜ばしく思いました!

 nice! &コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-03-28 13:55) 

よっしぃー

自らの身は顧みずを先日書店で購入して、ただいま読んでます。

刈谷の講演会に行けるようでしたら、行こうと思っています。

民主主義をもっと考えないと、

自分は近現代史は流れ程度の事しかわかりません、もっとその実際(真実)が知りたいので、勉強したいと思います。
by よっしぃー (2009-03-30 18:02) 

たいせい

 よっしーさん、「自らの身は顧みず」も良いのですが、講談社α新書で出ている潮匡人さんとの共著「自衛隊はどこまで強いのか」も大変興味深い内容でした。
 こちらの方は現実の防衛体制の中で出来ること出来ないことが実に明快に書いてあり、対米関係・核の問題など現在の日本人が防衛について何を考えるべきかが、前航空幕僚長として実際に構築してきた防衛体制が実に解りやすく示してあり、非常に面白かったです。

 近現代史について勉強することの難しさは、最初直感的に感じた事を(日本が悪かったのか?悪くなかったのか?など)いずれの立場でも説明できる書籍がいくらでも出ており、非常に解りづらい世界だと思います。
 そもそも真実というのは一つであるにしても、そのものをどちら側から見るかによって形が変わるわけで(円錐形は上から見ると○で横から見ると△ですが、そのいずれも正しい)、時歴を自分なりに頭に入れた後は何らかの価値基準で個々が判断する以外に物語として見えてきません。
 やはり自分なりの何らかの価値基準の確立が必要だと感じています。
 その為にも田母神前空幕長の著述や講演のみの勉強では、知識として頭にはいることはあっても決して応用の利く自らの血肉とは成らず、出来るだけ複数の見方から書かれた本を読んで、それぞれの相違点を見つけられるようになると、様々なことや背景が読めるようになるのではないかと思います。
 結果私自身の場合田母神前空幕長に近い歴史認識を持っているわけですが、本文でも触れましたように「統帥権や参謀本部の問題」などまだよく解らない部分もあり、何が解っていて何が解らないかが解ると歴史は大変面白くなってくると思います。

 5月の刈谷での講演会については、恐らく防衛省関連のトップ経験者の話を聞ける機会は早々あるモノではなく一度聞いておく価値のある講演会だと思います。
 私は恐らく妻の実家への里帰りでいけそうにありませんが、是非行かれたら感想をお聞かせ願えるようお願いいたします。

 nice! &コメント、ありがとうございます!

PS.
 私は民主主義の本質は、「自らの決断の結果を、自らが負わねばならない」の一言に尽きると考えています。
 国の行く末を決めるのに非常に効率が悪く、時として間違った方向選択をしがちな政治システムではありますが、上記の一点に於いて民主主義の存在が認められている訳です。
 一般国民の覚悟無しで、機能するような政治システムではありません。
by たいせい (2009-03-31 16:19) 

reiko

山本大成さん、こんにちは。

コメントが遅くなってすみません・・・
(TB転載ありがとうございました~~)

田母神氏の、国家を憂い発言される、
ブレない信念には、国民の一人として、頭が下がる思いです。

本当に素晴らしい逸材で・・・いつか、政界に打って出て、
この国を治めて頂きたいと思います。(懇願)

応援クリック~☆

by reiko (2009-04-02 12:24) 

たいせい

 reikoさん、田母神前空幕長の更迭劇について、結果的には中央突破を図れる可能性があったことが一連の講演会活動の大成功によって明らかになりましたが、「結果責任」を負わねばならない内閣の長としてあの時期(特措法の延長が国会に上程)可能な限り早期収束を図るためにした麻生首相の決断を私は必ずしも攻める気持ちにはなれません。
 ただ今の盛り上がりを見て「残念だった」と、麻生首相のために惜しんではいます。

 講演会全般について感じたことは記事に書きましたが、「実際に現場の看板を背負って要らした方はやはり違う」と言う点と、「天下国家を優先する不器用な生き方」に深い感銘を受けました。
 或いは政治家向きでは無いやもしれませんが、議員の立場も含めて継続的に何らかの発言できる機会・場所を作っていただきたいと強く思っています。

 コメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-04-02 23:02) 

robita

こんにちわ。
田母神さんはテレビで2.3度お見かけしただけですが、なかなか面白いかたですね。
こちらの記事を使わせていただきましたので、TBします。

by robita (2009-04-07 15:52) 

たいせい

 robitaさん、記事の紹介&TBありがとうございました。
 私も当初TVでの姿を拝見し是非一度直接話をうかがってみたいと思ったのが、今回の講演会に参加する切っ掛けでした。
 実際話をうかがうと実に洒脱な方で、しかも切れば血の出るような具体的な話なども散りばめられており、また職務がら根っからのリアリストだという雰囲気が伝わってきて、あっと言う間に講演会の時間が過ぎていきました。

 平和主義者もそうでない方も「現実」という現状認識を同じくするところからスタートして、方法論について議論するというのが本来の姿のように思いますが、現状認識を同じくすることが出来ないのがまともな議論を出来ない理由だと感じています。
 軍事はリアリストの世界の話であり、今を生きている私たちもリアルな世界を生きているわけで、田母神前空幕長のような現実を知る方の話を聞きたいという人が沢山出てきたことを大変素晴らしいと思っています。
by たいせい (2009-04-07 21:26) 

kentaro

 今頃のコメントで申し訳ありません。
 田母神さんの一連の発言で、どうしても納得できなかったのは、彼が「日本がいい国だと思わなければ頑張る気になりません。悪い国と言ったんでは自衛隊もどんどん崩れます」という発言をしているところです。

 軍人だから、「最新兵器をよこせ、核でもよこせ、そしたら世界中のどこが攻めてきても戦争に勝ってみせる。」と思うのは仕方のないことかもしれません。
 
 しかし、自衛隊が、日本が悪い国ならまともに守れない、ということでは困ります。自衛隊において、戦前も日本はいい国だった、だからしっかり守れ、などという教育をしているとすると、将来、彼らが、日本が悪い国だと考え出した時に、隊の力でよい国に変えてしまおうと思ってしまうのではないかと心配です。

 自衛隊ではもっぱら、この地に生み育んでくれた母なる祖国は理屈抜きで守り抜け、理屈を並べたいなら辞めて政治家になれ、と教育しなければならないのだと私は思います。
by kentaro (2009-05-23 16:42) 

たいせい

 kentaroさん、はじめまして。
 田母神前空幕長はそこかしこで講演会を開いていらっしゃり、直接お話を聞くことの可能な方ですので、講演会などに行かれて是非直接聞かれたらいかがでしょうか?(冗談なのではなく、真剣にそう思います)
 一応私の見解としては、「自らの国にプライドを持てないようでは命を賭けて戦う事が出来ない」「プライドを持てるだけの歴史も実績も持っているのに、何故おかしな常識に囚われているのか?」と言っているのであって、「自分の会社なり仕事にプライドを持たせようとしない上司の下で、身を粉にして働くことが出来るのか?」と、至って普通のことを言っているに過ぎないと感じています。
 現にそうした面で現実の自衛官に不満がありますか?、私は周りの理解がなかなか得られない中で粛々と隊務に従事していらっしゃる自衛隊の方々に敬服することの方が多いです。
 自衛官の方々は国民の中から出てきており、当然の事ながら普通の日本人の常識を持ち、その中で自衛官としてのプロ意識を育てていらっしゃいます。
 今までこの種の発言が全く出てこなかった事からも、「自分の居るこの国を理屈抜きで守る」と言う意識が徹底しているのではないでしょうか。

 命令が下れば自分自身の命をも省みず任務に就くのが当たり前で、それを前提にした上で現場に働きがいのある環境を作る責任が現場を預かる者にはあるはずです。
 私にはその点も含め、現場の声が政治や国民にに全く届かない現況に対する現場責任者の悲鳴に聞こえました。
(会社であれ行政組織であれ、現場の声が届かない組織や機構としないトップでは組織は機能しません。)
 そもそも他の省庁では時の内閣の見解と違うことを持論として言う官僚は山ほど居ますが、更迭させるなどと言うことは考えられません。(今回の渡り騒動でもそうでしたね)
 プロとしての仕事をしているのであれば自分の意見を持つのは当たり前のこと、しかし組織に属する者として一旦命令が下れば粛々と従うと言うのが組織です。(従わない官僚も多く困ったものですが。)
 自衛隊にだけ別のスタンダードを持たせ、全体国家の元での組織のようでなくてはならないというのが私には良く理解できません。

PS.
 出来れば田母神前空幕長の著書を、是非読んでいただきたいと思います。
 マスコミなどは発言の一部を意図的にピックアップして紹介しているきらいがありますが、素の発言を通して聞くとそうした理解には成らないはずです。

PS2.
 本来ならば、文句も言わず粛々と隊務に従事下さっている自衛艦の方達に対して、働きがいのある環境をつくってあげるのは政治家や私たち国民の仕事のはずなのですが...。
by たいせい (2009-05-25 00:18) 

kentaro

 ご丁寧なコメント、ありがとうございました。また、私のブログにもお越しくださり、niceも頂き、ありがとうございました。

 私は、自衛隊内で歴史教育が行われていて、その内容が政府見解と異なる場合があるようで、それはいけないことだと考えます。そういうことも多々あるだろうから、自衛隊では歴史教育自体をやめたらどうか、と思います。
 
 仰るように、民間会社では社に誇りを持てるような教育をしていますが、それは、彼らが将来、社内で指導的地位に立つことを予定するとともに、みんなで社をよくしていこうというものだからだと思います。また、内閣の方針と異なる見解を述べる官僚が指弾されないこともある、というのは、建設的なものであれば、国民が政策をについて考える適切な材料を提供することになるから、その官僚が内閣の指示に反した仕事をしているのではないか、という懸念を国民に与えることよりも優先される場合があるからだと思います。
 
 しかし、こと自衛隊については、純粋に軍事技術的なことを除いて、一切、国政に口出ししてはいけないし、独自の意見を持つこと自体、よろしくない、ということだと思います。彼らは、政治や世論形成、いっしょに国をよくしていこうというシステムの埒外にいなければいけない存在で、彼らが特定の意見を持つことで、(特に、政府が限界を超えて悪くなったときなど)、自衛隊が政府の言うことを聞かずに行動するのではないかという懸念を、いささかも国民に与えることがあってはならないと思います。
(田母神さんは国民にその懸念を与えたから、更迭された、ということだと思います。)

 そのためには、過去に日本がどんな国であったか、現在、日本がどんな国であるか、にかかわらず、たとえどんな悪い国であっても、彼らは、政府の指示に基づいて命がけで日本を守る、ということ自体に、プライドを持って頂ければ、と思います。言いたいことも言えず、一部の人から憲法違反だと誹られようと、黙って命がけで国を守る、これこそ、最高の尊敬に値するのだと思います。

 仰るように、そのような対象としての面も含めて、こんな国でよいのか、と考えて、行動することは、その他国民の義務なんだと思います。

 ありがとうございました。
by kentaro (2009-05-25 12:10) 

たいせい

 kentaroさん、自衛隊の方達には国防を担う専門科として外交官と同様な立場で様々な情勢分析や可能性について議論の場に上がり発言していただかなくては、国を守ることが出来ません。
 特に国防についての専門知識を持たない国会議員や閣僚が多い中である今だからこそ、もっと発言の場を持っていただきたいと思います。(スマート爆弾の廃止についても、日本特有の防衛戦略の中で国防に於けるスマート爆弾の位置づけをしっかり論じた上で、外交情勢と双方を検討し条約に参加するかどうかを決めなくてはならないはずなのですが、自衛官に対して意見を聞いて議論した形跡がありません。)

 また防衛大学公の教育課程で、必ずしも政府見解と異なる教育を施していたわけでもありません。(調べていただければ解りますが、マスコミの情報の伝え方に歪みが合ったと感じています。)
 田母神氏本人の著書を読んでいただければ解ると思いますが、村山談話や河野談話についても政府の見解として尊重した上で行動をとってもいらっしゃいました。

 何故自衛隊だけが意見を言ってはいけないのか、私には良く理解できません。
 武器という私たちには持っていない力を持っているからだとすると、各省庁の許認可権や政策立案権なども同様で多くの国民を路頭に迷わせる力を持っています。
 意見は言うが一旦下された命令には粛々と従うと言うことが、自衛隊でも会社組織でも普通の組織運営というものです。
 そもそも自衛隊員の方達は全て日本の国民であり、日本国民としての常識の範疇でしか動きませんし、もし仮に常識を越えた行動が起こるとするならば必ずその組織の中にいる常識を持った人間によって止められますし、それが難しい場合であれば内部告発によって必ず情報は表に出てきます。
 日本に於いて、いわゆる文民統制(シビリアンコントロール)といわれていることのおかしさについて記事にしようと思いつつもまだかけずにいますが、どれだけ制度で縛ろうとも確信犯でクーデターでも起こそうとするのならば制度ではそれを掣肘することが出来ず、自衛隊員一人一人にプロとしての自覚と気概を持っていただく以外にありませんし、現にそれは十二分に出来ているからこそこれまで何事も起こらずに来ているわけです。

 国を守ることが出来るかどうか?と言うのは純粋に方法論を含む技術的な問題で、理念でもイデオロギーでもありません。
 残念なことに(本当に残念なことです)、国会議員も含めて軍事について納得いく説明の出来る人がほとんどいません。
 我が国がどんな外交をとるべきなのか?というのは、防衛と密接にかかわるにも係わらず外交と同じテーブルで議論されたことがほとんどありません。(調べていただければ解りますが、こういう形では安全保障が機能しないため、多くの民主主義国家での軍と政治の係わりはもっと密接です。)
 内局を通さず制服組自衛官が公式の場でもっと議論に参加できないことには、安全保障は絵に描いた餅になります。

PS.
 自衛隊の方達が今の国民や国会議員の認識の中で、良く不満も言わずに粛々と隊務に準じていらっしゃる姿を見て、私は尊敬に値すると頭を垂れさせていただいているつもりです。
 しかしながらマスコミ論評やそれに賛同する世論などを見ていると、必ずしも「最高の尊敬に値する」とは考えていらっしゃらない方が多いようです。
 これは何十年も現状の理解の中で何ら不満を示さずに、隊務に準じてきたにもかかわらずこの程度の理解しか得られていないという現状が、自衛隊の方達に対して申し訳ないと思っています。
 
by たいせい (2009-05-25 22:37) 

kentaro

詳しいコメント、ありがとうございました。

まず、田母神氏の政府見解に反した行動についての私のコメントは、原典にあたらないものですので、今後、しっかり著書等を勉強してからコメントできれば、と思います。

これまで自衛隊のみなさんは、自民党の国防族の議員その他の求めに応じて、国防の必要性につき説明し、議員等は、自身の意見として発言し、自衛隊はもっぱら、国防の議論でも裏方に徹してこられたのだと思います。最近は民主党でも同様の議員が増えているのでしょう。

言うまでもなく、軍が全体として実力行使に出ると、それに対抗する手段は「人間の盾」以外にありません。また、一部の部隊としての実力行使の場合でも、取り返しのつかない大きな損害をもたらす懸念があります。

そこで、軍は全体として、また一部としてでもいささかも政府の指示に反した行動はしない、するはずがない、という絶対的安心感を国民に与える必要があり、軍には、絶対的文民統制「らしさ」が必要なんだと思います。

仮に、「自衛隊のみなさんに公の場でもっと議論してもらおう」、などという有力政治家などが出た場合、逆に国民は(マスコミなのかもしれませんが)過剰反応して、議員を通じた政治活動もけしからん、とか、自衛隊が勝手なことを言って怖いから、これ以上大きくするな、などという方向に行き、逆効果なんだと思います。
by kentaro (2009-05-26 15:02) 

たいせい

 kentaroさん、自衛隊を怖がりすぎているのではないでしょうか?、東南アジア各国は言うに及ばず独裁色の強かった東欧の諸国や、あの軍事大国ロシアでさえ国民の同意がなければ倒れるのです。
 軍隊と言えども国民の中から構成されているわけで、国民の常識からかけ離れた行動や自らの同胞を手にかけるなどと言うことはとてもではありませんが出来るものではありません。
(敵は国内にいるのではなく、自衛隊が力を発揮する場面があるとするならばそれは悪までも国外に対してしかありえません。自衛隊をまるで敵か下僕であるかのように考えるのは、おかしくはありませんか?)
 自衛隊は日本の国の独立と国民の安全をを守るという全ての日本国民と同じ土俵の中にいて、偶々国防という重要な役割を担っている組織というにすぎません。
(一昨年の官製不況では、建築関係者を中心に数千人の自殺者が出ているのですよ。惨禍はこちらの方が遙かに激しいです。)

 どんな仕事であるにせよ、直接仕事をしている現場に最も多くの情報が集まります。
 組織の上層部は各部門から寄せられるその情報を総合して判断し決断をするのが仕事ですが、時に現場の判断の方が正しい場合も多く存在しています。
 紛争が起こった場合にその推移について正しく分析できるのは、日頃軍事に触れている自衛官以外にあり得ません。
 朝鮮半島有事が起こったとしたら、彼我の戦力を比較して即座に対応するためには自衛官と外交官が政策決定のテーブルに着かねば不可能です。(もう一つ言うと、そうならないために事前に手を打つ場面で政策決定のテーブルについていて欲しい)
 であるにもかかわらず自衛官が公的な議論の場に登場することが堅く禁止され、国会での答弁に立った例もこれまで全く存在していません。
 防衛次官はをはじめ内局(背広組)と言われる防衛実務に就いた経験のない人しか、意見を言う場面が用意されていません。

 これで日本が守れるのでしょうか?
 自衛隊のクーデターなどと言うほとんど考えられないことを心配するよりも、対外的な危機の方が遙かに起こり得るし、惨禍も大きいのではありませんか?

 田母神前空幕長の今回の講演会や数冊読んだ著書は、私にとってこの種の事に大きな気づきを与えてくださいました。
 是非、ご一読いただきたいと思います。

PS.
 後援会の場で直接、「私は村山談話や河野談話の範疇でしか何事も行っていない」と仰っていました。
 著書でもこの点に触れているものがあったと思います。

 なお政府の公式見解は村山談話や河野談話だけではありませんし、村山内閣自体は数年国政に携わったと言うだけで歴代内閣の歴史認識と必ずしも一致していませんので、その点は注意して読んでいただければと思います。
(教科書問題あたりと一緒に考えると解りやすいかもしれません。)
by たいせい (2009-05-27 11:00) 

kentaro

ありがとうございます。
軍隊に対する警戒の度合いの違いのようですね。
そして、田母神さんの話を実際に聞き、何冊も関連の本を読まれたたいせいさんにコメントするには、私も同様の勉強が不可欠に思いました。
ありがとうございました
by kentaro (2009-05-28 10:48) 

たいせい

 kentaroさん、マスコミなどで取捨選択された情報ではない一次情報に直接接するというのは大切なことで、そこから浮かび上がってくる様々なことがあると考えています。
 私の場合今回の講演会でも、いたずらに田母神前空幕長の発言を了としているわけではなく、本文でも触れていますように幾つかの疑問点があり今後それについてより深く考えることが自分自身の課題です。(ただ、kentaroさんが感じられた点では引っかかりませんでした。)

 法や制度の問題についても常々感じていたのは、どんな素晴らしい制度やどんな精緻な法体系でもそれを守る人の存在があって初めて機能するもので、法の抜け道を常に探す人の前には全く機能せず政治資金規正法などがザル法だと言われているのも、問題の本質的な根っこは制度の問題ではなく人の意識の問題です。
 それは憲法と言えども同様で、確信犯で法の抜け道を探したり法を破ろうとするものが現れた場合には全く機能しなくなり、それを防ぐ方法はありません。
 そしてその解決法は、責任とプライドを与えプロ意識を持たせる以外に方法がなく、防衛問題については自衛官の方々と国民一人一人が同じ意識を共有して仲間意識を持つこと以外にないと考えていますが、残念なことに兵は凶事と考えるマスコミや政治によって必要以上に隔てられてしまっているのが現状です。
(上のコメントに何度も書かせていただいたように、自衛隊員も国民の中から出ているわけで私たちと何ら変わるものではない常識の持ち主です。もしも意識の隔たりが出ているのならば、むしろ自衛官は物を言ってはいけないとの線引きによって隔てられてしまったものです。:現実に背広組である内局を通さずに物を言いづらい雰囲気があります。)
 そう言った意味で、私は今回の田母神前空幕長の勇気ある行動に対して、戦後数十年経ってようやく当たり前のことを言う人が現れたと嬉しく思いましたし、退官後の全国での講演会にこれほど多くの人が集まるのは国民自身がそれを求めていたからだと感じてもいます。

 政府見解については本当に様々なものがあります。
 例えば安倍内閣で公式な政府見解として出されたものの中に、かつての大戦の正式呼称についてのものがあり、正式な政府の見解としては「太平洋戦争」という呼称は間違っており「大東亜戦争」という表記が正しいとされています。
 しかるにほとんどそうした報道はされておらず、マスコミを通した情報では私からすると何の根拠にも基づいていない政治決着の結果でしかない「村山談話」「河野談話」のみが何度も繰り返され、それによって世論が大きく左右されてしまう現状があります。

大東亜戦争が正式名称との政府答弁書(安倍首相もなかなかやります:NATO演説・河野談話見直し)2/23追記有り
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-02-22

 このBLOGでは何度か扱ってきていますが、麻生経済対策についても同様でマスコミの情報のみに接していると麻生首相は「どうしようもないダメ首相」であるかの印象に成らざるを得ませんが、私には近年まれに見るリーダーシップと経営感覚を兼ね備えた首相で、現実に経済が今のレベルの低迷で済んでいるのは麻生経済対策の結果だと感じています。
 実はこれは麻生内閣のメールマガジンや生の首相会見をみて直接麻生首相の発する言葉に触れてさえいれば理解できる話で、この点に於いてもやはり一次情報の大切さを感じています。

企業経営者の一人として、麻生首相を高く評価しています!(経済対策・動画紹介あり)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2009-05-14

 最も私自身の場合、最も価値ある一次情報は自分自身の身の回りに起こることや、信頼できる友人知人の実体験だと考えていますので、それと照らし合わせて情報の取捨選択を行っているつもりですが...。

 数度に渡るコメント、ありがとうございました!
by たいせい (2009-05-30 09:53) 

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