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長期優良住宅(200年住宅)本法国会成立&第2回超長期住宅先導的モデル事業-結果発表 [200年住宅]

 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」(いわゆる200年住宅に関する本法)が、2月26日の国会提出以来随分時間が掛かりましたが11月25日に参議院を通過し、ようやく成立しました。

 この法律は本来、今年度実施されている「超長期住宅先導的モデル事業」の進行と同期してもう少し早い時期での成立が見込まれており、この二つが「いわゆる200年住宅」普及の両輪となるはずでしたが、本法のみが国会のネジレ現象の中で遅れていた訳ですが、曲がりなりにも当初予定された形がこれで整うこととなり、来年度以降建築業界が大きく変わる切っ掛けとなるのではないかと考えています。
(認定基準等近々でのパブリックコメントを経て、施行は来春の見込み。)

 また、11月19日に「第二回超長期住宅先導的モデル事業公募」の評価結果の発表もありました。

 今回、この二点を中心に書かせていただきます。

 こんな200年住宅が建つようにしたい

 


 まず前提条件として、今年行われている一連の「長期優良住宅」(いわゆる200年住宅)について私の見解です。

 国は戦後一貫して「国民全世帯に持ち家を!」との旗印の下、住宅の工業化・低価格化という考え方で、住宅政策を推し進めてきました。

 その過程で、日本の気候風土の中で建築実績が全くなく耐久性の実証がされていない構法や工法の建物が、安くできるという理由でもてはやされたり、政策の波に乗ったプレハブ住宅メーカーの寡占化などが進行し今に至っています。

 今回の「長期優良住宅」というのは、国が戦後初めて「耐久性」や「信頼性」「メンテナンス性」を大きなキーワードとして政策に盛り込んだ、大いなる政策転換に成る可能性を秘めていると感じています。(つまり今回の政策が上手くいかなければ、また「安かろう悪かろう」の住宅業界に逆戻りの可能性があります。)

地震の際の倒壊家屋の多くは、構造的な問題と言うよりもシロアリや腐朽による構造材の劣化が原因と思われるモノが非常に多いです。特に高断熱が言われるようになってから、多くの建物で結露が引き金となりこれらが進行しています。これも耐久性という観点での検討が成されていなかったのが原因と考えています。)

 ここ暫く相次いでいた建築に関わる様々な法制度の変更で多くの建築関係者は多大なる影響を受け、国のネコの目政策に辟易としていらっしゃるのが現状だとは思いますが、「長期優良住宅」については取り組んだことが今後の仕事にもつながり住宅業界全体の質の向上につながる可能性があるとの認識の上で情報収集や実際の仕事上への取り組みに繋げていっていただきたいと思います。

 



 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」について

 このBLOGではこれまで踏み込んだ記事としては「超長期住宅先導的モデル事業」を中心に書いてきました。

 先導的モデル事業の場合あくまでも「先導的なモデル」としての募集であり、予算や棟数の制限により長期優良住宅としての条件をクリアしていたとしても必ず補助金が下りるという保証が無く、また明確な認定要件が定められていたわけではありません。(概ね○○の水準以上という感じで、曖昧さがありました)

 今回の法律との一番の違いはその辺りにあり、一定の条件がクリアできれば普通に長期優良住宅として認定され棟数の制限もなく長期優良住宅の優遇措置の恩恵を受けられる状況が出来上がったと言うことになります。

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が成立いたしました。-住団連HP
http://www.judanren.or.jp/200/longhouse_law.html

長期優良住宅の普及の促進に関する法律-住団連HP(PDF版)
http://www.judanren.or.jp/200/pdf/longhouse_law.pdf


 現在確定している優遇措置としては、建物を長期優良住宅にするための建築費の上乗せ分のいくらかを国が負担するという考え方で、登記に関わる登録免許税の減免ですが、20~30年経った後でも残存価値が評価できる建物と言うことになりますので転売時の高評価や、金融機関など残存価値を見込んだローン商品の開発等も予測され、お施主様にとって選択肢の大きな一つとして検討できる状況が生まれる見込みです。

 少なくとも先導的モデル事業の認定を取ったハウスメーカー(以後HMろ書きます)は、来春以降標準的な商品ラインナップの中に「長期優良住宅」あるいは「200年住宅」をキャッチコピーに使った商品が大きな比重を占めるように成るであろうし、それらのHMが積極的な営業展開をすることにより一般のお施主様の意識もそちらに向かう可能性が高いと考えています。

 現に先導的モデル事業に採択になったビルダーや工務店がオープンハウスを行うと、この不況の中これまで以上のお客様が集まり大盛況となる旨の話も耳にしており、特に「こだわり住宅」を考えていらっしゃるお施主様は確実に関心を示していらっしゃるようです。

 

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「超長期住宅先導的モデル事業の第2回公募」が始まっています&30万ヒット! [200年住宅]

 この春過ぎからアクセス数がより一層コンスタントに増えてきて、どうやら一昨日30万PV(ページビュー)を越えていたようです。

 先日2周年&25万PVの記事を書いて一月ほどしか経っていませんので、あえてこの件のみの記事は書きませんが、公私ともに慌ただしくさほど内容のある記事が書けなかった割りにはこの一月ほどは4万PVものアクセスがあったことにもなり、私自身本当に驚いています。

30000PV.jpg 昨日午後の数字

 まだ書きたいネタは尽きるどころか増えるばかりで、時に途切れがちになることもあろうかと思いますが、続けていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします!

BLOG開設2周年&ヒット数25万PV突破!(過去記事紹介)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-06-28

庭のサクランボ&20万ヒット(「なかのひと」などでのアクセス解析)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-05-08

 


  さて、このBLOGでは何度か「超長期優良住宅」(いわゆる200年住宅)について取りあげてきましたが、先週末の8月1日(金)から9月12日(金)の期限で、本年度2回目の「超長期住宅先導的モデル事業の提案の公募」がはじまりました。

 今回の公募で、今年度予算委に計上された130億年の予算の使い道が確定します。(平成21年1月以降に予定されている第三回眼の公募は、来年度予算分。)

 詳しくは、建築研究所-超長期住宅先導的モデル事業評価委員会HPや、私のBLOGの記事でも記事にしていますが第一回目の評価結果を読んでいただきたいと思いますが、こだわりの木造建築の担い手が、価格だけではない「自社のこだわりを」今後の順調な受注へと結びつけていくチャンスでもあると思います。

(私の仕事である粘土瓦製造についても、「百年単位で耐久性の実績の有る屋根材は、瓦しか存在していない」との認識をこの機会に広めたいと思っています。)

 

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「第1回超長期住宅先導的モデル事業」評価結果が発表(200年住宅・第一回採択結果) [200年住宅]

 7月7日に独立行政法人建築研究所内に設置された「超長期住宅先導的モデル事業評価委員会」より、4月11日から5月12日まで募集が行われた「超長期住宅先導的モデル事業の提案と公募」(いわゆる200年住宅)についての結果発表がありました。

 この件については、「日本の気候風土の中で実際に200年の実績と信頼性を持つつ屋根材は、瓦しか存在していない」との確信に基づき、このBLOGでも過去に二本記事を書いています。

 今回の発表内容は、200年住宅採択の考え方や基準実際に提出・審査された提案を元に評価委員会のコメントや評価が添えられており、非常に興味深いものに感じられました。

 恐らく今後この件について種々の建築系の雑誌などで紹介されるものと思いますが、引き続き追ってみたいテーマでもあり私のBLOGでも扱わせていただきます。

200年住宅と瓦(超長期優良住宅:200年の実績のある屋根材は瓦以外存在していない)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-04-09

「超長期住宅先導的モデル事業」提案募集が始まりました!(200年住宅:国土交通省・建築研究所)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-04-16

 こんな200年住宅が建つようになれば...。

 このBLOGでは、一題一記事で、一つ内容は一つのの記事で完結することを旨に記事を書いています。
 従ってこの記事では多少長くなりますが、概ね私の総論」「採択された例として全建連の合いたく案件の紹介」「論評の中で私が注目したキーワード」「まとめ」の順で書きますので、興味のある部分だけでも斜め読みいただければと思います。

 


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 評価結果のオリジナルは以下のHPで、PDF版を入手できます。

(ページ数は23ページと多いですが、建築関係者であれば是非一読されることをお奨めします。)

超長期住宅先導的モデル事業-独立行政法人建築研究所
http://www.kenken.go.jp/chouki/index.html
(Q&A集が非常に興味深いです)

「総評と採択されたプロジェクトの一覧および概評」(PDF版)
http://www.kenken.go.jp/chouki/pdf/1st-kekka.pdf

報道発表資料:平成20年度(第1回)超長期住宅先導的モデル事業の採択事業の決定について - 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000008.html


 今回採択されたのは応募総数603件に対し6.6%の40件で、出せば比較的容易に通るものではなく申請内容に対して私が当初予測していた以上に真剣な検討が行われたのを感じました。
予算消化のための審査ではないことがハッキリして、安堵しました。)

 採択された内容としては部門別に、新築住宅:29件(うち共同住宅:5件)、既存住宅の改修:4件、維持管理流通システム:5件、技術の検証・情報提供2件と言う内容で、意見としても申し添えられていますが新築住宅の比率が高くなっています。

 要項の発表から受付締切までの期間が短かったこともあり、私個人としては情報的に先行していた大手プレハブメーカーやハウスメーカーが独占してしまうのではないかとの懸念を持っていましたが、採択された案件を見ると予想以上に地域に根ざした工務店や全建連(社団法人全国中小建築工事業団体連合会)などの案件も採択されており、ホット胸をなで下ろしました。

 ただし必ずしも1件=1棟ではなく、プレハブメーカーなどの案件は一案件で数百棟と思われるものもあり、実際に建つ家の棟数ではどんな比率になるかよく解りません。(その意味で全建連の取り組みに注目しています。)

 

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「超長期住宅先導的モデル事業」提案募集が始まりました!(200年住宅:国土交通省・建築研究所) [200年住宅]

 先週末に国土交通省HPにて、「超長期住宅先導的モデル事業の提案の募集(平成20年度第1回)」の発表があり、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律案」の国会審議に先立ちモデル事業としての募集が始まりました。

超長期住宅先導的モデル事業の提案の募集(平成20年度第1回)の開始について-国土交通省HP
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/07/070411_2_.html

超長期住宅先導的モデル事業-独立行政法人建築研究所 超長期住宅先導モデル事業評価室
http://www.kenken.go.jp/japanese/contents/chouki/index.html

 

 先日200年住宅については瓦メーカーの立場で記事を書かせていただきましたが、様々な情報が乱れ飛ぶ中、なにはともあれこれまでの「低価格住宅」の路線から「耐久性」「メンテナンス性」などを家選びの重要なキーワードに出来る可能性があり、趨勢をしっかり見守ってゆきたいと考えています。

200年住宅と瓦(超長期優良住宅:200年の実績のある屋根材は瓦以外存在していない)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2008-04-09

 

 今年度予定されているモデル事業の募集は5月・8月・1月の三回行われ、今回の初回の期限は平成20年4月11日(金)~5月12日(月)となっており、独立行政法人建築研究所内に設けられた学識経験者からなる超長期住宅先導的モデル事業評価委員会にて評価の後に国土交通省がモデル事業の採択を行うという流れになっているようです。

 そして、国会で審議が進んでいる「長期優良住宅の普及の促進に関する法律案」を先取りした形で、民間の智恵を結集するために先導的なモデル事業を興していこうと130億円の予算拠出が既に決まっています。(一戸あたり200万円×6500棟?:何と人口10万人辺り5棟以上という数量になります)

 また今後最低5年間この政策は継続されるとの情報も得ています。

 実際にどんな先導モデルが採用されるかまだ解らず引き続き注視は必要なのですが(実際に持つわけのない200年住宅を危惧しています)、何はともあれ住宅選びのモノサシを「低価格」から「耐久性」や「メンテナンス性」という家が本来持たねばならない性能に注目していただく機会です。

(地元材による無垢の木材や、瓦屋根なども、200年住宅の大切なキーワードとして議論されてきたとも聞いています。)

 かつて太陽光発電が同様の補助金によって離陸していったのと同様の推移で普及が進む可能性も十分あり、その場合は一年でも先行して実際の事例を手にした建築関係者が営業的には有利な事態も想定できます。

 現状ではハウスメーカーやプレハブメーカーが情報的には先行していますが、政策の意図から行っても地域でしっかり責任施工を行っていらっしゃるビルダーや工務店、設計事務所などが手がけられない物ではないはずで、取り組み次第では大手ハウスメーカーの一人勝ちを止めることが出来るかもしれません。

 また既に無垢材を使った高耐久住宅を手がけていらっしゃる方は、登録免許税や不動産所得税・固定資産税の減免措置もあり、補助金の一棟当たり200万円とをあわせてお施主様に今までより小さな金銭負担で、家を建てていただくことが可能になるように思います。

 

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200年住宅と瓦(超長期優良住宅:200年の実績のある屋根材は瓦以外存在していない) [200年住宅]

 ここの所あわただしく、記事の更新がなかなかはかどらず失礼いたしております。 

 今回は「200年住宅(超長期優良住宅)」について書かせていただきます。

 こんな200年住宅が建つようにしたい

 

 国土交通省の事業である「超長期住宅先導的モデル事業」(200年住宅)がいよいよ動き始めます。

 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律案」が国会に提出されていますが、民間の智恵の結集という意味合いも含み先行して今年度予算の中から130億円の支出が「超長期住宅先導的モデル事業」として決定しており、4月の初旬からの募集で今年度、先導プランとしてのモデル住宅の建設が始まるようです。

 聞くところに寄ると130億円の正体は一棟当たり200万円の補助金×6500棟(?)で、今年度限りの補助金ではなく5年間にわたって同規模の予算が組まれることが既に決まっているようです。

 また、今のところ情報面ではハウスメーカーなどの大手が先行しているようですが、決して地場のビルダー設計者の手に届かない物でもないようで、積極的な情報収集により出来るだけ早い段階で手がけることが出来れば、将来にわたる仕事の確保にも繋がりうるのではないかと思っています。

(情報収集だけでもキチンと行っておけば、来年度以降も続く措置なので今年該当する建物が建てられなくとも来年以降にもその情報は生きます。)

 また、元々高耐久の家を建てていらっしゃる方は、物件当たり200万円の補助金によりお施主様に低いハードルで建てていただくことが出来る可能性があります。

 

 私の方でもメーカーとして情報は集めていきますが、瓦を使った200年住宅のモデルを何とか早期に打ち立てたいとの思いもあり、一緒に調べて取り組んでみたいとの話があれば是非やってみたいと思う次第です。

(粘土瓦業界として、材料や工法に関する検討会も立ち上がりつつあります)


 

 私が200年住宅との言葉耳にしたのは、福田首相初の所信表明演説の中で触れられていたのが最初で、正直言って唐突な印象を受けました

福田首相所信表明演説。建築基準法改正問題・高耐久住宅に言及(建築確認の滞り・200年住宅)
http://kawaraya-taisei.blog.so-net.ne.jp/2007-10-03


 自分なりに調べたところ「200年住宅」との言葉は、自由民主党-政務調査会-住宅土地調査会(当時福田康夫会長)が出した200年住宅ビジョンが元になっており、内容を紐解くと私には違和感の感じられる物でした。

200年住宅ビジョン-概要(PDF)
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2007/pdf/seisaku-007a.pdf
 
200年住宅ビジョン-詳細(PDF)
http://www.jimin.jp/jimin/seisaku/2007/pdf/seisaku-007b.pdf


 と言いますのが200年住宅という言葉の中で私が感じたのは、現実に日本の気候風土の中で長期間残っている実績のある建物は木造の伝統構法で建てられた家で(イメージは嬉しいことに瓦葺き)、それをベースにした物だろうと感じられたことに寄ります。

(最近よく建てられているハウスメーカーの新構法・新建材の家は、コストや営業利益優先で作られており、特に経年変化による様々な問題が多く、対象外という感じを受けました。)

 ところが実際に200年住宅ビジョンを読むと、5年ごとの定期メンテナンスをしながら維持管理費を使い持たせる家という意味で、むしろハウスメーカーやプレハブメーカーにとって取り組み易い家という雰囲気が感じられました。

 

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